会社都合で早期退職した50代の私。
ブログ更新が止まっていたこの3か月間、再び「雇われる」働き方でアルバイトもやりましたが、やはり人間関係や時間の制約がストレスが会社員時代に経験したこととあまり変わりなく、私の場合は長続きしませんでした。
そんな中見つけたのが「空き家調査」のバイトです。
結論から言うと――単独作業で自由度が高く、私にはぴったりでした。
ここでは、実際に私が始めた理由、仕事内容、収入の目安、メリット・デメリットまで体験を交えて詳しく紹介します。
目次
そもそも「空き家調査」とは?
空き家調査は、指定された調査エリアを歩いて空き家や空き地を確認し、外観の状態や位置を撮影、簡単な情報を報告する仕事です。
社会的背景として高齢化や過疎化に伴い空き家が増え、どの物件が管理されているかを把握するニーズが高まっているため、こうした調査の求人が出ています。
私がこのバイトを選んだ理由
私が応募した最大の理由は次の4つです。
- 稼働日を自由に設定できる(いつ働くか自分で決められる)
- 週に何日働くか自分で決められる(週1〜でも可能)
- 基本は単独で黙々と行う仕事で、人間関係ストレスがほぼ無い
- 仕事内容が分かりやすく、未経験でも始めやすい
実際、求人サイトから応募して面接の連絡が来て即採用になりました。
身分は“業務委託契約”で時給契約という形です(契約形態は採用元により異なります)。
実際の仕事内容(私の体験)
私の担当は下記の通りでした。
- 事前に渡された調査エリア(地図)を確認して、マイカーで現地へ向かう。
- 出発時・現地到着時にメーターのキロ数写真を撮影し、送信。(ガソリン代は距離に応じて支給)
- エリア内を歩いて空き家・空き地を探す。見つけたら地図にマーカーをつける。
- 条件に合う物件は写真を撮り、指示に従ってLINEなどで画像を送る。
- 駐車場を利用した場合は領収書の画像を送り請求(経費精算)する。
- 仕事開始/終了時に「今から仕事開始します」「仕事終了します」とメールを送り、その送付時間が勤務時間の記録になる。
休憩は自分で取ればOKで、休憩時間の報告は特に不要でした。
ノルマや「いつまでにこれだけやる」という強い締め切りはなく、指示範囲内を淡々とこなす形です。
収入・稼働の目安
私の場合の条件(実体験ベース):
- 時給: 1,150円
- 体力的に判明した稼働量: 1日最大6時間、週2日が私の限界(1ヶ月ほどで分かった)
- 月の稼働日数: 8日(私の実例) → 月の労働時間は約10〜11時間/週ベースで計算
この条件だと、月の見込み収入はおおよそ5万円前後になります(時給×時間×日数)。
もちろん、働く日数を増やせば増えるし、他の募集先で条件が良ければもう少し増やせます。
デメリット・注意点(実体験)
この仕事の良さはたくさんありますが、注意点もあります。
- 足の負担:歩く仕事なので慣れるまでは足・脚が痛くなります。最初は自分の体力に合わせて日数・時間を調整することが必要です。私は1か月で「1日6時間・週2日」が限界だと分かりました。
- 気候依存:雨の日は調査できないことが多いですし、真夏の猛暑は危険です。季節や天候による影響を受けます。
- 車の必要性:採用元によってはマイカー(バイク可)で現地へ向かうことを前提としています。車が使えない人は不便さを感じる可能性があります(※会社によっては社用車を貸すところもあり)。
- 契約の安定性:私の契約は業務委託で「半年ごとに更新」という内容でした。調査エリアが終われば別案件へ移ることになりますし、常に安定とは言えないため、複数の収入源を持つことが望ましいです。
応募時のチェックポイント/探し方
求人は全国の求人サイトに比較的見つかります(例: タウンワーク、Indeed 等)。応募・面接前に以下を確認することをおすすめします。
- 契約形態(業務委託か雇用か)、契約期間の更新条件
- 時給または報酬の計算方法(移動距離に応じたガソリン代の扱いなど)
- 移動手段(車・バイク必須か、社用車提供があるか)
- 現地での持ち物(スマホ・カメラ・歩きやすい靴など)
- 雨天時の扱い、季節ごとの安全対策(猛暑対策など)
まとめ:セミリタイヤ者に向くのか
私の経験から言えば、空き家調査のバイトは「人間関係の煩わしさを避けたい」「自分のペースで働きたい」セミリタイヤ世代にとても向いています。
収入はフルタイムの仕事ほど多くはありませんが、自由度の高い働き方を優先するなら十分に現実的な選択肢です。
注意点(体力・気候・車の有無・契約の安定性)を踏まえたうえで、まずは短期間(週1〜)から試してみるのが良いでしょう。
興味がある方は、求人サイトで「空き家調査」「空き家パトロール」などのワードで検索してみてください。
※この記事は私の実体験に基づく情報です。求人条件や契約形態は採用元により異なるため、応募時は必ず詳細を確認してください。


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