50代の再就職は厳しい?──ネット情報を信じていた私の誤解
ネットやYouTubeでは、
「50代の再就職は絶望的」
「応募しても相手にされない」
といった話が溢れています。
私も会社員を辞めた直後はそれを信じていました。
“どうせ年齢で落とされるんだろうな…”
“面接で雑に扱われたら嫌だな…”
と怖くて、なかなか一歩を踏み出せなかったんです。
しかし、会社員時代の疲れが抜け、心が回復してきた頃に動き始めると、驚く事実に気づきました。
50代でも働ける場所なんて、普通に山ほどある。
これは半年間、自分で実際に仕事を探して動いたうえでの実感です。
正社員だけで考えると厳しい。でも働き方はそれだけじゃない
もちろん、正社員で再就職するのは若い頃よりハードルが上がります。
企業側が若い人材を求めがちなのは事実です。
ですが、私はセミリタイヤという立場だったので、
- パート
- 短時間勤務
- 非正規
- 複数掛け持ち
- 業務委託
といった働き方まで視野を広げました。
すると、仕事の選択肢は一気に増え、むしろ
「応募先が多すぎて選ぶのに困る」
という状態になったんです。
単発でレンタカー回送をやってみてわかった「面白さ」
動き始めたきっかけは、単発で受けたレンタカー回送の仕事でした。
いろんな車に乗れるのが想像以上に面白く、しかも体力的にラク。
反対に、同じ運転系の仕事でも佐川急便などの配送系は激務で、私には無理だとすぐに判断できました。
実際にやってみることで、自分に合う・合わないがハッキリわかったのは大きな収穫でした。
デイサービスの送迎は「50代でも採用されやすい仕事」の代表例
そこから「運転系の仕事は面白い」と気づき、デイサービスの送迎ドライバーの求人も見て回りました。
免許さえあれば応募でき、仕事内容は「安全に利用者を送迎するだけ」。
しかも求人は常に大量で、慢性的な人手不足がはっきりしています。
実際、50代でもほぼ確実に採用されるだろうという手ごたえがありました。
ただし、中抜け勤務(10時から15時が空くなど)が多く、私はその時間が合わずに辞退しました。
ですが、中抜けを「むしろラク」と感じる人にとっては非常に働きやすい仕事だと思います。
もうひとつの落とし穴:「会社員時代の延長」で考えすぎる問題
私が半年間仕事探しをして感じたことがもうひとつあります。
それは多くの人が、
- 正社員思考に偏りすぎている
- 会社員時代の延長線で仕事を探してしまう
ということです。
でも、せっかく会社員を辞めたのなら、
「昔の延長」ではなく「自分が面白いと思うこと」を基準に働き方を探せばいいと気づきました。
実際、私が運転の仕事を楽しめたように、誰にでも「興味を持てる仕事」は必ずあります。
そしてその仕事は、意外と近くに普通に存在しています。
結論:50代でも働き口は山ほどある。問題は“思考の枠”だけだった
半年間動いてみて、私は思いました。
「ネットの“50代は再就職が厳しい”って、みんな本当に自分で体感して言ってる?」
と(笑)。
正社員だけで探せば厳しいのは事実です。
でも、視点を広げて興味ベースで動いてみれば、50代でも働ける場所なんていくらでもある。
これは私自身が動いてみて得た“リアルな結論”です。
もし今、50代で働き方に悩んでいる人がいたら、ぜひ思考の枠を少しだけ広げてみてください。
きっと私と同じように、「こんなに仕事ってあるんだ」と驚くはずです。



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