早期退職者がアルバイトで働くことを考えてみた

早期退職後、理想と現実のギャップ

早期退職後、アルバイトで月10万を稼ぐとなった場合のことをあれこれ考えてみました。

ちなみに早期退職後の理想は転職後も正社員として採用され、しかも給与も前職とほぼ同じという状態でしょうが、このような好待遇に恵まれている人はほんの一握りだと思います。

また、契約社員などでも事情はあまり変わらないのではないでしょうか。

従って大半の早期退職者が働くとなった場合、時給で雇われるアルバイトに落ち着くのは実態のように思います。

アルバイトで月10万円を稼ぐ現実的なシミュレーション

さて、アルバイトで月10万円稼ぐということは週に2万5千円です。

仮に時給1,100円のアルバイトをしたとしますと、1週間に22.7時間働かねばなりません。

1日の労働時間が7時間と考えると、週に3日アルバイトで働けば月に10万は稼げるということになります。

さて、週に3日働く日を仮に月、火、水とし、いずれも朝9時~夕方5時(休憩1時間)までの時間帯とします。

ここで少し考えてしまうのは、1日7時間で週3日といっても、ほぼ丸3日は潰れてしまうという点ですね。

朝9時に仕事が始まって5時に終わるとなれば、その日は他に何も出来ません。

仕事終わりは疲れるでしょうし、アルバイトといっても仕事は仕事なのでそれなりに気を使うこともあるでしょう。

しかも自分がミスをしてしまったりすると肩身の狭い思いをしたり冷や汗をかくなんて日もありますよね?

また、アルバイト先の先輩や上司(店長)などは、高い確率で自分より歳下ではないでしょうか?

従って居心地の悪さも考えられます。

ただ、これで収入は月にたった10万円しかありません。

週3日働くことによる生活への影響

また、働く日は3日とは言え、月~水働くとなれば、当然日曜の夕方ごろからは「あぁ~、明日からまた仕事だ」と少々憂鬱な気持ちになるでしょう。

逆に水曜の仕事終わりは「明日から休みだ!」と一瞬テンションが上がるでしょうが、その後3日経った日曜になるとまた気持ちはブルーに・・・。

「これって、会社員の時とあまり変わんないじゃないの?」と思いませんか?

サザエさん症候群が復活してしまいます(笑)・・・

早期退職し、せっかく社畜生活から抜け出すことが出来たのに、アルバイト生活になるとその小型版といったサイクルに陥ることが想像出来ます。

また、例え週に3日とはいえ、結局はその3日間1日8時間拘束されることを中心に生活のリズムを合わせなければならなくなります。

それに拘束時間は8時間(休憩1時間含む)とはいえ、通勤時間も合わせれば9~10時間拘束されているのと同じ・・・。

これで月の収入は10万円程度。

これではちょっと働く気になれないなぁ、というのが正直なところです。

ファイナンシャルプランナーのアドバイスを考察する

話は逸れますが、ファイナンシャルプランナーがネットで依頼者からの質問に答えている記事をよく見ますよね?

質問者:「今の仕事が辛いので辞めたいですが今の貯金で辞めていいか心配です。現在私は55歳、子供は独立して夫婦2人での生活、今の貯蓄は○○円です・・・」

FP:「質問者さんの貯蓄などを鑑みますと、今の仕事を辞めても大丈夫です。ただ、月に5~10万円程度の不足が生じますので、その分はアルバイトなどで賄えばOK・・・」

といった感じのネット記事です。

こういった記事を見ていていつも思うのが、「5~10万円をアルバイトで稼ぐことを随分簡単に考えているな」という点です(笑)。

先の例の週3日7時間働くだけでも丸3日は潰れますし、そもそも50代になればアルバイトですら簡単に採用されないのが現実です

50代でのアルバイトの現実とリスク

また、仮に雇われたとしても同じ時間帯に週3日シフトに入れてもらえるかも分かりません。

例えばコンビニ勤務や深夜も作業をしている軽作業場などの場合、慣れてくれば「悪いけど次回は深夜の時間帯に入ってくれない?」なんてことも頼まれる可能性もあるでしょう。

そうなれば生活リズムも狂いますので、健康リスクも生じます。

しかし深夜の時間帯に入ったとて、収入は大差ないでしょう。

せいぜい月10万が11万になる程度ではないでしょうか?

尚、ユーチューブ動画でも50代の早期退職者の方がアルバイト先で苦労されている姿を話されているものがあります。例えば以下の動画で、しんどい思いをして働いたのに収入が少ない、嘆いておられます。

リスクを取ってでも投資の方が良いかもしれない理由

これならばリスクは承知の上、自分のペースで出来てしかも時間に拘束されず、長くやっていけば自分なりに確実に収入が得られる手法が身につく可能性が高い投資の方が早期退職後の収入を得る方法としてはベターなのかなと考えてしまいます。

※注) この記事は私自身の投資体験談を書き記しているものに過ぎず、投資を推奨するものではありません。

   あくまでも投資は自己責任でお願いします。

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