「老後2000万円問題」なんて不要!?これでお金の不安が一気に解消!

50代で早期退職した多くの人が、まず最初に直面するのがお金の問題です。

その中でも特に気になるのが、以前話題となった「老後2000万円問題」。これは、多くの人にとって避けられない不安要素です。

老後2000万円問題の概要

「老後2000万円問題」とは、おおむね65歳以降に年金だけでは生活が維持できず、老後の期間を通じてトータルで2000万円が不足するとされた問題です。これを聞くと、「自分の人生はどうなるのか?」と、不安に駆られる方も多いのではないでしょうか。

しかし、この2000万円という金額には、そもそも算出基準に疑問があります。実際には、この額が55万円にまで減少したというデータもあります。今回は、そのことについて詳しく書かれた記事を見つけましたので、その概要をお伝えします。

老後2000万円問題の根拠

この記事によると、2000万円不足するとされた老後のモデルケースは以下の通りです:

・データは2017年時点のものを基にしている
・無職夫婦2人世帯
・月々の年金収入:約21万円
・毎月の支出:約26.4万円
・貯蓄額:約2400万円

このモデルによると、毎月の支出が年金収入を上回り、毎月5.4万円(年間約64.8万円)の赤字になります。

この赤字が30年間続くと、約1940万円の不足が発生します。これが「老後2000万円問題」の根拠とされていました。

本当に2000万円が必要なのか?

しかし、よく考えてみると、このモデルを全世帯に当てはめるには無理があるのではないでしょうか?

そもそもの話、60〜65歳で2400万円もの貯蓄がある家庭がどれほど存在するかと考えると、疑問が湧いてきます。

もしも貯蓄が2400万円あり、月に20万円の年金収入があれば、無職の夫婦2人でも十分に余裕を持って生活できるでしょう。

このような裕福な家庭は、余暇を楽しむために貯蓄を切り崩しが可能、実際には「余裕資金を使ってリッチに遊んで暮らしている」と言えます。

質素な生活であれば、2000万円も不要?

裏を返せば、質素な生活を送れば、2000万円もの貯蓄がなくても十分にやっていけるとも考えられないでしょうか?

単身世帯だと月に20万円もいらないでしょうし、今の日本は最終的な手段としては生活保護というセーフティーネットもありますので、「老後2000万円問題」というワードは頭から消し去っていいと思います。

私のケース:2000万円貯められないが、何とかなるかもしれない

私自身、50代で早期退職し、65歳時点で2000万円の貯蓄を持つことは難しいと感じています。

現状、50代半ばで退職金を少しずつ切り崩しながら日々金策を練っていますが、この先雇われて働くのも意欲が湧かずに現実的ではありません。

しかし、今回紹介した記事を読むと、「極端な話、老後に貯金がなくても究極は何とかなるのでは?」という勇気をもらえました。

メディアが煽った老後2000万円問題の真実

数年前にメディアが煽った「老後2000万円問題」について改めて考えると、その本質は何だったのか?と思わざるを得ません。ロクに内容を精査せず、読者の不安を煽っただけではないでしょうか。

お金の不安を抱える多くの日本人に対して、ただ不安を増長させるような見出しや記事を掲載するのは問題だと思います。

今回紹介した記事は、老後のお金に対する不安を大きく軽減してくれる内容でしたので、非常に感謝しています。