生成AIで収入は得られるのか?——50代早期退職者の私が見つけた可能性と限界

最近、チャットGPTなどの生成AIが世間を賑わせています。
「これをうまく活用すれば、収益につなげられる」
そんな話を一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

実際、生成AIは非常に強力なツールです。
しかし、いざ自分が使って稼ごうとすると、話は別。特に、50代で早期退職やセミリタイアをした人が、個人でこのAIを駆使して収入につなげようと思っても、どうすればいいのか悩んでしまうのが正直なところです。

私も例外ではありませんでした。
試しにチャットGPTに「どうやって収入につなげればよいか?」と尋ねてみると、返ってくる答えはたいてい、

  • YouTube動画のシナリオを作って投稿する
  • ブログを運営して広告収入を得る

といった提案です。

ただ、現実はそんなに甘くありません。
YouTubeチャンネルを開設しても、人気が出るまでにはかなりの時間と労力が必要です。収益化するための登録者数を集めるのも一苦労。
正直、莫大なエネルギーをかけても結果が出る保証はありません。

一方で私は、2023年後半頃まで、クラウドソーシングでのライティング業務にチャットGPTを活用して、月3〜5万円ほどの副収入を得ていました。
効率よく稼げていたと思います。

しかし、その後、生成AIの存在が広く知られるようになり、「誰でもAIを使えば文章を書ける」という認識が広まり、仕事の取り合いが激化
結果的に、クラウドソーシングの世界では競争が過熱し、以前ほど簡単には案件を獲得できなくなってしまいました。

では、次に私が選んだのが「ブログ」。
文章を書くのは嫌いではないし、チャットGPTを使えば効率も上がる。
実際、Googleアドセンスの審査にも通過しました。

…が、現実はここでも厳しい。
ブログ収益で月に数万円を得ようとするには、相当な継続と工夫、そして時間が必要です。


では、どうすればいいのか?

今、私が模索しているのが「FX取引×チャットGPT活用」というスタイルです。

具体的には、日々の相場についてChatGPTに戦略を尋ねています。
たとえば「ドル円は今後数日で上がるか、下がるか?」といった質問に対して、チャートの分析結果をベースに方向性を予測してもらっています。

ここでよくある疑問が出てくると思います。

なぜ競馬や宝くじの予想はNGなのに、FXは予測してもらえるの?

その理由は明確です。

  • 競馬やナンバーズなどは完全な運任せ。過去データがあっても再現性は低い
  • 一方、FXはテクニカル指標に基づいた再現性のある分析が可能
  • 実際、FXで収益を出している個人トレーダーや機関投資家は世界中に多数存在
  • 生成AIは、ネット上の豊富な成功事例や分析データを学習しているため、一定の信頼性をもって回答可能

もっとも、私はChatGPTの精度を「クイズミリオネアのオーディエンス」くらいの信頼度と考えています(笑)。
つまり「そこそこ信頼できるが、100%ではない」という認識です。

さらに面白いのは、質問の仕方によってAIの答えの質が変わるという点です。
私も毎日トレードを続けながら、どういう依頼の仕方をすれば、より精度の高い回答が返ってくるかを試行錯誤中です。


おわりに

この先、生成AIを使ってどこまで収益化できるのか?
ブログやFX、クラウドワークス——いくつかの選択肢を経た私の実体験を通じて、また記事にまとめていきます。
同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。

次回は、FX戦略の実例とともに「どんな聞き方が効果的だったか?」も詳しくご紹介予定ですので、どうぞお楽しみに。


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