※ この記事は早期退職して約2年経った筆者が感じる、ほぼ個人的な意見を述べたものである点にご容赦下さい
早期退職者が退職後どのように生活しているか?は、社会的に注目されることはあまりないかもしれません。
しかし実際に自身が早期退職者になると、退職後のリアルな生活実態は知りたいところです。なぜなら、会社員としての自らのキャリアを早期に終えることになった人々が、どのようにして生計を立て、幸せを見つけているのかは、多くの人々にとって示唆に富んだ情報源となり得るからです。
ただ、私も早期退職前に辞めた後の生活が心配で情報を集めようとしたが、有益な情報をほとんど見かけなかった、というのが現状の日本社会の実態です。
早期退職者の生活情報が不足している理由
・早期退職者は近年大企業などで活発に行われているが、人口全体からすれば対象者の人数が極少数なので、社会問題として扱われるレベルにない。
・早期退職支援会社などを利用して別の会社に再就職したが、その会社に馴染めないなど何かと窮屈な生活となり、ユーチューブやSNSで自分の生活を公開したいという意欲が湧かない早期退職者が一定数存在する(低モチベーション)。
・早期退職者の多くは再就職が出来ず、期間限定でパートやアルバイトをして足りない分は割増退職金を切り崩しているとも考えられる(65歳からの年金や60歳で受け取れる確定拠出年金から逆算し、年間の切り崩し可能額を出して、足りない分を嫌々アルバイトに働きに出たり、その他ではネット副業、アフィリエイト、株やFXなどの投資益などでどうにかこうにか捻出しているのでは?)
・そもそも、ユーチューブやブログの使い方が分からず、早期退職者が自分の生活実態を公開するやり方が分からない(ネットスキル不足)ので、絶対的なリアルな実態の情報が社会的に足りていない。
早期退職にまつわるネット記事の欠点と求められる情報
ネットでよく見かける早期退職者のその後の記事は、「○○の末路」や、「収入が半減して突きつけられた現実・・・」など、悲観的なものがほとんど。
これは、記事を書いている記者が現役世代の記者(新聞社や雑誌社社員など)で、リアルに早期退職した人間でないので実際に会社員を退職するとどのような心境になるのか?などが分からないことが要因だと感じます(記事内容が薄い)。
具体的に言うと、記事の結論が「末路」「厳しい現実」というところで終わるのがほとんど。
ただ、実際には人生を生きていかねばならないわけで、一番知りたいのは厳しい現実でもなんとか生活出来ているという実態です。
読者が本当に知りたいのは「厳しい現実でもなんとかなっている」「どうやって法いう状況に達したのか?」など、記事を読んで自分に取り込めるものです。
しかしそこまで踏み込んで書かれている記事を私は見たことがありません。
実は多くの早期退職者は何とかなっている?
結局のところ、多くの早期退職者は路頭に迷ったりすることもなく、それなりに何とかなっているのではないでしょうか?(「何とかなる」レベル感は個々で違うでしょうけど・・・)。
繰り返しになりますが、早期退職者の退職後のリアルが見えない最大の原因は、早期退職者自らが生活実態を世に示さないので、ほとんど実態が知られないという面もあると思います。
また、これが大きな社会問題にならないのは、もともとの定年予定の60歳まではどうにかこうにか割増退職金を切り崩してやっていけている(そのメドが立っている)からではないでしょうか?
早期退職者の多くは、結局のところ何とかなっているという話は、以下の動画でも話されています(6分48秒付近~)。
まとめ
今回の記事は実際に早期退職した私の独自の解釈で書いたものですが、かくいう私も当ブログで直近の10記事ほどで書いた通り、割増退職金とFX投資で何とか年金まで食いつなげるメドが立つまでになりました。
早期退職後は孤独との戦いでしたが、今年初めて投資で得た利益に関わる確定申告も行いましたので、FIRE生活の年間のサイクルも少しずつ会得出来てきたと感じる今日この頃です!