退職後の自由な時間はサラリーマン時代と比べ物にならない
退職すると1人でゆっくり出来る時間が増えます。
そしてその時間は、サラリーマン時代に有休を取ったり、年末年始やゴールデンウイークに休める時間とは比べ物にならないくらい莫大です。
そんなゆっくりした時間にぼんやりしていると、会社員時代のことがふと頭をよぎることがあります。
私もいろいろと思い出しましたが、次第に自分がいかに会社に思い入れがなかったかということに気づき始めました。
会社員時代の思い出?それはない
ネットの記事などを読んでいると退職してヒマになり、会社員時代の忙しさが懐かしいと感じる人もいるようですが、私は1ミリもそんな懐かしい感情なんて湧いてきません。
なので「あの時は自分なりによく頑張った」とか、「あの時は辛くて今考えても涙が出そうだ」なんてことも一切思いません。
「結局自分は会社に何しに行ってたんだ?」としまいには自虐する始末です。
要は生活のために仕方なく惰性で毎日会社に行っていたというだけ。
外から見るとホワイト企業だけど、実態は酷い
ちなみに私が勤めていた会社は、一応スタンダード市場に上場している会社で、世間一般的にはホワイト企業と考えられている会社でした。
しかしそのような傍から見ればよさそうな会社も、中身はスカスカなのです。
そこで実際に働いていた私に言わせると、辞める前4~5年の職場の仕事環境はホントに最悪でした。
そうなってしまった原因は、売り上げの低迷です。
私が勤めていた会社は、一般的な生活商材を販売する会社で、売り上げが年々減っていくにつれて様々なコストカット策が打ち出されてきました。
最大のコストカット策が、早期退職による人件費カットです。
社員減少によるモチベーション低下と仕事増加
ちなみに社員は年々減るのに仕事は減りません。
残った社員からすれば、自分の給料が上がらないのになぜ辞めていった社員のしわ寄せで自分の負担が増えるのか?と思うわけです。
そして、個々の社員がモチベーションが上がらずに仕事をしていると活気も出ませんし、雰囲気が次第にギクシャクしてきます。
上司からは曖昧な指示が多くなり、かといって仕事でミスをすると部下が叱責される・・・。
そもそも、課長・部長ら管理職も精神的に上からの圧力を感じながら業務をしているのですから、そんな管理職の部下として働く一般社員はたまったもんじゃありません。
管理職も苦しむ中、底辺サラリーマンの私は無能だった
ただ、コストカットの人員減らしにより、本来ならば到底管理職としてふさわしくない人間も管理職に就くようになっていましたから、そんな状態で業績が回復するなんてことは普通に考えてあり得ないわけです。
ちなみに偉そうに言っている私はそんな無能な管理職にもなれなかった底辺サラリーマンでした(笑)。
ただ、このブログはタイトルの通り、そんな男が「無責任」に書くブログですので、とりあえず私個人のことは棚に上げて読んで下さい。
売り上げが低迷すると私が経験したように社内がギクシャクするのは、世間ではどこも同じようですね。
「心が折れる職場」という本を読むと、自分がいた会社でも随分当てはまることがあるなと興味深く読んでしまいました。