唐突ですがこの度、応募していた企業から不採用の連絡がありました。
こちらがその不採用連絡の文面の一部です。
応募したのは完全在宅で募集を出していた企業
私が今回応募したのは、自宅から通うことが出来ない遠方の企業です。ただ、完全在宅で面接まで辿り着ければその面接もオンラインとのことで、これならば会社員時代のように出社せず、自宅で仕事が出来ると思っての応募でした。
応募したのが3日前で、翌日に簡単な適正テストがメールで送られてきました。
そのテストを送信し、「10日以内に合否をご連絡します」と案内が来ていましたが、あっさり2日経って「不採用」の連絡がありました。
ちなみに適正テストの難易度は高くなく、30年近く会社員をやっていれば誰でも答えられる程度のものでした。
ただ、それにもかかわらず速攻で「不採用」となるということは、やはり世間では早期退職者は「お呼びでない!」ってことなのでしょうかね・・・?
早期退職者にとって完全在宅勤務は魅力だが・・・
早期退職された方は、大半の方が会社という組織に嫌気がさしていると思います。その度合いは個々で違うでしょうが(私は嫌気度合い100%)、基本的にもう一度どこかに就職し、組織に入っていくのは抵抗があると思います。
なので完全在宅という募集は魅力的です。また、こういった企業ならば、全国47都道府県、いや、ネットの世界ということを考えれば、採用の可能性は世界に広がると考えること出来ます。
ただ、問題は応募しても採用されないことです。当たり前ですが、50社、100社と応募しても採用されなければ収入を得ることは出来ません。
早期退職者が完全在宅の募集に応募するメリットは?
万が一の宝くじに当選すればいいかなというのと同じ気持ちになり、早期退職者が完全在宅の企業に応募するメリットとしては、応募して不採用となった際にダメージが小さい点があります。
実際に企業の採用担当者やアルバイト面接に行き、圧迫面接みたいな雰囲気で嫌な思いをしたり、面接では好印象だと思ったのに、いざ連絡がきて不採用だった際のダメージは計り知れません。しかも対人での面接となれば前日から心の準備をし、しばし緊張した雰囲気で出向くでしょうから、それに使う時間やエネルギーも結構あるでしょう。
その点、WEBで完結ならばダメージは小さいです。応募はクリック一つ、不採用はリアルな採用面接と同じメールです。
とりあえず1社落ちたので、あと何社か「求人ボックス」や「バイトル」から完全在宅、ないしはほぼ在宅で可能なところを探して応募してみようと思います。十中八九採用されないと思われますが、宝くじが「買わないと当たらない」のと一緒で、「応募したい限り受からない」と思うのでやってみます。
どうせ毎日暇ですし応募はタダですし、「求人ボックス」サイトは電話番号を入力せずに応募が出来るので、電話で問い合わせが来ることはないですから、余計な神経使わなくていいので・・・。また、落ちたとしてもハローワークに申請の「2回以上の活動」に入るので、そちらに使えます。
こんばんは
ひまやりさん、お疲れさまでした。
不採用の文面は見慣れたものです。早期退職者というより、50歳代というところが相手のニーズに合っていないのではないでしょうか。人手不足とはいうものの、50歳代の就活は厳しいですよね。私も面接にネクタイを締めて、スーツで挑んでもラフな格好の面接官?に落とされます。ひまやりさんが仰るように宝くじですよね。でも宝くじは当たったら終わりですが、仕事は当たってからスタートですからね(笑)。
こんばんは
ひまやりさんは、まだ失業手当を受給されておられるのですね。
私は昨年の1月で受給が終わりました。活動に含まれるならいいですね。
コメントありがとうございます。
自分で応募先まで足を運び、面接を受けるのは勇気がいりますよね。私はその勇気すら持てず、対面での面接は退職後経験がないです。
自分が今、仮に小さなお店を経営していると仮定し、店員の募集を出して60代の男性が応募してきても採用しませんよね。その方が現役時代、部長などの役職についていて履歴書にそれが書いてあったらなおさらです。そりゃ雇い主からすれば扱いにくいですよね・・・
なので30代や40代の応募先の責任者は、我々50代を同じように見ているのでしょう・・・と考えれば妙に納得がいきます(笑)
お断りメールでダメージがあるならまだまだ正常ですね。落選数が増えると徐々にダメージがなくなり、しまいにはお断りメールを見て「そういえば、そんな会社に応募してたっけ」と思い出すようになります(笑)そもそも私の場合、応募した会社の半数以上が返信なしで自然消滅しています。良い方に解釈すれば、選考進行中の案件を数十件抱えているとも言えます。
「社内で慎重に検討した結果」というのは定型文になっていて実際は何もしていないと疑っています。私は「社内で慎重に検討した結果、お見送りさせていただきます」というメールを応募即日または翌日にもらったことが数回あります。お忙しい中早急にご検討いただきありがとうございましたと嫌みのメールも出したいところです。
半分飲み会のネタ作りと思っていないとやってられません。
コメントありがとうございます。
応募しても音沙汰なしのパターンがあるんですね。それは失礼な話ですね。
「社内で慎重に検討した結果」というのも、私が今回応募した先もしているはずはなさそうでした。「応募者多数により・・・」みたいなことも書いてあり、2日で不採用通知が来たわけですから、まずは年齢で除外されただけかと思います。
ちなみにネタ作りにはいいでしょうね。私もたくさん応募し、このブログで顛末を書いていこうと思います。シリーズ化出来るくらいの情報量がたまれば、この先どんどん増えることが間違いない早期・希望退職者の方にとって、ナマの情報になって役に立つでしょうから・・・。
こんばんは
50代おじさんさんの仰るとおりですね。「社内で慎重に検討した結果」というのは常套句なんですが、やっぱり50代の早期退職者の採用は、そこまで慎重に検討しないといけないことなのかと深読みしてしまいます。時間が許す限り、手当たり次第、応募してもいいのですが、自己効力感を失くしてしまいます。50代早期退職者の扱いは、ひまやりさんに限らず、そんなものなんでしょう。私もここ半年程の間に、思い知らされましたね。今はそんな労働現場と一線を画して、悠々自適に過ごしていこうと思っています。
コメントありがとうございます。
私も応募しても50代が受かるのは至難の業だということが、リタイア王子さんや50代おじさんさんのお話を聞いて理解が深まってきました。
自分でもこの先10社くらいまで応募を続けてみようと思いますが、多分全て落ちるでしょうね。
今の目的は、「こんなにやっても受からない」ということを身内に分からせたいということです。
古い時代の人間の思考は20年~30年前で止まっていて、「なんて仕事せずにブラブラしてるんだ」的な目で見ることが多いので、日本は仕事がどんどん減っている国だということの理解を得たいと思います。そうしないと日々居心地もよくありませんし・・・。遠回しに言うと、「我々はお金を稼ぐ場所を与えてもらえないので、何かと助けてくれ」とヘルプのオーラを出したいですね。物乞いみたいですが、年金受給まで安定収入がないので、「持っている」世代に頼るしか術がないとも感じます。
こんにちは
ひまやりさんのコメントの中で「「持っている」世代」とありますが、資産を持っているという意味でしょうか?
コメントありがとうございます。
資産とまではいかなくても、「持っているところ、もしくは定期的に入ってくるものがあるところ」的なイメージですね。
もっともこれは、我々が仕事が得られずにお金が稼げないことをさんざん説明し、それでもまだ「何とかして仕事を探しなさい」的なことを言われた場合のことを想定しています(身内にいくら説明しても分からないタイプがいます)。
求めても実際に仕事がなくどうしようもない。そういう事態でも「なんとかしろ」的なことをいうのは、会社員時代の仕事の場面でもありましたよね?無能上司にトラブルを相談しても解決策を出さず、「とりあえず何とかしろ」的なことしか言わない人(笑)。
仕事に応募しても受からないのは我々が悪いわけでなく、社会が悪いのですから、そういうことを「持っている世代」に分からせて、どういう反応をするかを見たいです。
こんにちは
「持っている」世代の意味が、よくわかりました。ありがとうございます。
彼らも同じ立場になれば分かると思います。
ゴールデンウィークのニュースで、旅行に行くファミリーの映像を視ます。若いお父さん方は仕事をしっかりホールドしているんだろうなと、違う観点で視てしまいます(笑)。でも、小さな子供を抱えて、教育費、住宅ローン、将来の年金も含めて潤沢な老後資金をこれから蓄えていくのも大変だろうなと思ってしまいます。
反面、私は子育てや住宅ローンも無事に終わり、10年後にはなりますが、そこそこの年金も貰えることを年金定期便で確認しています。早期退職後、仕事は見つかりませんが、年金を貰えるまでの資金も十分確保できています。年齢が違いますが、我々の立場の方が絶対に楽だと思いますね。いくら仕事が見つかっても、あの頃には、もう戻りたくはないですね。
コメントありがとうございます。
現役時代はGWは始まる前と終わりの日の落差が凄かったですね(笑)。休みが終わっていくのを1日ずつ指折り数え、残り2日くらいから憂鬱な気分になっていました。
「持っている」世代の考えを変えるのは容易ではないです(変える気もないですが)。
妻はもう何も言わなくなりましたが、妻側の実家で「ひまやりさん、郵便配達なんてどうなの?」と募集のチラシを持って帰らされそいうになったと妻に聞き、こりゃダメだと辟易としました。
いまだに労働は美徳と思っていて、体が動くうちは汗水たらして働くのが普通、と考えている身内がいるのを感じた次第です。
ホリエモンさんの考えと真逆ですね(笑)。
こんばんは
ひまやりさのお話を伺っていると、労働の圧が凄いですね。私は両親には完全リタイアしていることは何も言っていませんし、妻の実家は知らせているのですが、何も言われません。労働が美徳という考え方は、世代的なものとも言えませんね。私の妻の親は80歳代ですから、ひまやりさんやひまやりさんの奥様の親と同じ世代ではないでしょうか。いずれにしても、労働市場での早期退職者の需要を説明しても理解を得られないので、距離をとった方がいいと思います。早期リタイア、いわゆるFIREはまだまだマイノリティですから、仕方ないですね。真に受けると、メンタルが辛くなりますからね。
コメントありがとうございます。
リタイア王子さんの仰る通りで、私場合は辞める前に雑談で親などに話してしまったのが失敗でした。
現役時代を生きた社会背景は世代によって違うので、理解出来ないですしね。今、仮に私が高校生の悩みを相談されても、古い経験でしか話が出来ないのと同じです(笑)。
すでに身内とは距離を取っており、この先もあまり接触する気はないのでまあいいんですけど・・・