6月16日のヤフー記事(産経新聞)で、「終身雇用など日本の〝常識〟見直しへ 骨太方針閣議決定」という記事が出ていました。
これを読み、すでに早期退職に追いやられたものからすれば、「何を今さら言ってんだ!遅すぎるんだよ!対応が」と、声を大にして言いたくなりました(笑)。
記事には「終身雇用や年功序列など日本型雇用は、成長分野への労働移動を妨げるといった弊害が顕在化。その結果、世界をリードする新たな企業は誕生せず、賃金も伸び悩むといった現状を生み出している。」とも書いてありますが、今までそんなことに気付かなかったのか?と思いますね・・・
ちなみに、今から何をどのように見直すのでしょうか?効果が出るのはいつ頃の見込み??
すでに早期退職した人間に対しては「学び直しの支援」はあるの??
ちなみに、すでに早期退職した人間に対して「学び直しの支援」があるのか?については、記事には具体的に書かれていませんが、どうなるのでしょうね?
仮にすでに早期退職などで辞めていた場合は支援はなしとなれば、我々は年金までの間、どうやって凌いでいけばいいのでしょうか?(納得いく答えがあれば教えて欲しいです・・・)
何度も当ブログで書いている通り、50代で早期退職すると仕事はほぼありません。
有効求人倍率が1.0を超えていると言っても、そんな数字がアテにならないのは多くの早期退職者が身にしみて感じていることです。
再就職支援会社からは「20社30社落ちるのは当たり前です」と言われる始末ですし、実際に応募すると現実にはそれ以上の数の応募を出しても通らない例がたくさんあります。
このような現実を踏まえた支援策は話されなかったのでしょうかね?
とりあえずベーシックインカムか一律給付金を出してくれ!
私見ですが、この政府の「骨太の方針」とやらには、恐らくすでに会社を早期退職で辞めた人間は対象外だと推測します。
それならそれでいいです、別に・・・。
ただ、再就職先がなく(アルバイト含めて)、年金まで収入のあてがないという精神的に安定しない状況のことは政治家の方は分かっているのでしょうか?
少しでも理解してもらえるなら、早急にベーシックインカムか一律給付金を出すことを検討してください。
無理に働く場所を提供してくれとは言いません。
ただ、退職金の切り崩ししか手段がないという状況を何とかして欲しいです!
特に目新しい内容はないみたいですね。リスキリングを強調していますが、現状学びなおしても50代の中高年は雇わない。いい年して新しい事マスターしたアピールはうざいと思っている人事も多い。
多分、定年だけ廃止して、早期退職者が働きやすいようにするなんてことは一切何もしないのではと予想。政治家や閣僚は、退職したら資産でのんびり余生を過ごせばいいじゃん!としか考えないでしょう。
先週久々に東京に行きましたが、デパートには人がたくさんいて、高級っぽいレストランも行列でした。なんだかんだ言ってみんな金を持っていて、自分が世間から落ちこぼれているだけなのかもしれないと感じました。東京が寂れれるくらいになれば人々の意識は変わるんでしょうが、今株が上がっていて金持ち連中はウハウハだろうから東京はもうしばらく栄えていくんでしょうね。
コメントありがとうございます。
50代おじさんさんが書かれている「政治家や閣僚は、退職したら資産でのんびり余生を過ごせばいいじゃん!としか考えないでしょう。」という点は、確かにそうでしょうね。自分たちのモノサシでか見ていないでしょうから、30年くらい働けばその後生きていく貯金くらい持ってるだろ?って考えてるのでしょう。
いずれにしても早期退職者には何の関係もない方針みたいですね。「早期退職者についても再就職先の積極的な・・・・」みたいな表現は全く載っていませんし、記事を読んでツイートしている方たちも、早期退職者の置かれている状況については何も書いておられませんので、我々はまるで蚊帳の外、ってムードですね・・・。
コメント連投失礼します。個人的に疑問なのは、50過ぎの中高年が新たに資格を取ったりしてリスキリングすることが、本当に社会的に評価されることなのか?ということです。私の先輩で早期退職後、職業訓練校に通いビルメンの資格を取って再就職した人がいますが、彼が受けた会社の多くで、50代でこれまでの仕事と関係ない資格を勉強して取ったことに対してあざ笑うかのような態度を取られたとのこと。50過ぎのジジイが、それまでの仕事を生かせず新たに資格を取ってやる気アピールなんて必死すぎてダサい!という態度を露骨に取るところが多かったそうです。この話を聞いた当時は私は在職中だったので気にしませんでしたが、今になってそういうのはあるかもなあと感じます
コメントありがとうございます。
「学び直し」ということがよく言われますが、これ自体をどう考えるかもポイントかもしれませんね。
50代で一から何かを学ぶのではなく、20代で就職して以降もいずれは早期退職になることを見据え、副業などで稼ぐスキルを少しずつ学んでおく。
そして早期退職したらその副業を本業に切り替える、というイメージならば退職後に途方に暮れるということはないかもしれませんね。
ただ、我々の時代は副業自体禁止の会社がほとんどでしたし、終身雇用もまだ残ってましたので、会社に縛られて何もスキルを作っておけなかったというパターンがほとんどだと思います。
しばらくは早期退職者が無視される状況が続くのは覚悟がいるかもしれませんね・・・
いずれもっと早期退職者が増え、「何とかしてくれ!」という声が全国各地で声高に言われ始めれば政治の方に声が届くかもしれませんが、今のところは人手不足の労働市場でも、「ほぼ相手にされない早期退職者」という実態を認知されていない感じがします。