早期退職者は想定より少ない結果に。カシオが早期退職者の応募人数を発表

6月20日に、カシオが早期退職者の応募数を公表したというニュースがありました。

応募者は会社の想定人数より少なかった・・・

カシオの早期退職のニュースですが、5月に当ブログでも話題にしました。

(当時の記事の5月11日のヤフーニュースがリンク切れのため、下に時事通信社の5月11日ニュースを貼っておきます)

その際、カシオの会社の思惑としては170人程度の応募を予想していたようですが、結果的に実際の応募数はその半分以下だった、ということになりますね・・・。

早期退職割増金の額は、記事内の特別損失見込み額(12億円)から単純に計算すると、1人当たり1,538万円程度です。

これって多いですか?少ないですか??

私の感覚では後者です・・・

50代で早期退職すると、再就職はほぼ無理なので、年金まで収入がなくても、なんとか暮らしていける額を会社は出すべきですね・・・

1,500万円程度ならば、切り詰めても5~6年で底をつくでしょう。

また、現在は年金受給は65歳からとなっていますが、もしこれがさらに年齢が後ろになることも想定すると、1,500万円なんてとても足りません・・・。

何人の方がこのような計算をして、見通しを立てたかは分かりません。しかし現に会社の想定を大幅に下回った応募者の数だったということは、多くの社員の方がこの割増金の額では不安だと感じたのではないかと推測出来ます。

ちなみに日本でもしベーシックインカムが導入されてれば、もっと応募者多かったかもしれませんね。

会社側はさらに追加募集をするのか??

ちなみに、多くのベテラン社員の方が会社に残ってもいいと思うということは、カシオの職場は働く環境は悪くないってことなのでしょうか・・・?

大手なので、ホワイト企業で、パワハラなんてないのかな??(笑)・・・

いろいろと想像してしまいますが、会社側としてはコスト削減を目論んだにもかかわらず、応募者が想定の半分にも満たなかったということで、第2,第3の手を打ってきたりするのでしょうかね・・・?

本気でコスト削減して経営を立て直したいならば、更なるリストラに踏み切るでしょうけど・・・

  1. 独身男性でそれなりに資産を持っている人なら割増1500万+正規退職金なら退職もありだと思います。会社を辞めて自分のやりたい仕事、楽な仕事で余生を過ごしたいと考えるかもしれませんね。やりたい仕事、楽な仕事に就けるかどうかはその人次第です。私はどちらもダメですが、真面目な人なら大丈夫なのかもしれません。

    家族持ちだと厳しいんじゃないですかね。私の周りで、家族持ちで十分な老後資金がある人は、会社役員まで行った人や医者くらいしかいないのですが、うまくやってるサラリーマン家庭もあるのかな?子供が複数いたりしたら本当に厳しいでしょう。

    • コメントありがとうございます。
      既婚者は今回の額では厳しいでしょうね。会社は退職後の転職市場のことは知らない(フリをしてる)でしょうから、後のことは自分で考えて下さいって感じなのでしょう。
      ただ、20年、30年前から50代で早期退職になるのが当たり前と思っていなければ、何の準備も出来ていないのが普通でしょうから、そういう点も会社には考慮して欲しと思います。
      入社時は終身雇用をうたっていたはずなので。