早期退職者は一部を除き正社員にはなれない
50歳前後で早期退職すると、退職前のように正社員として雇われるのは大半の方が難しくなります。
従ってうまく再就職出来たとしても契約社員や派遣社員、さらにはアルバイト的な雇われ方になります。
早期退職後に転職活動をしても、20社、30社落ちるのが当たり前(書類選考すら通らないのが普通と言われています)。
しかも何とか面接までこぎつけたとしても、採用する側の大半は、「前の会社でリストラされた人間」と見るでしょう。
従って正社員として再就職出来るのはごくごく少数となり、それ以外だと派遣社員やアルバイトといった安い賃金で雇われる形になってしまいます。
低賃金で働かない方がいい理由
経済的にやむを得ずいくらかでも収入が欲しい場合は、背に腹は代えられないので低賃金労働者になるのは仕方ないと思います。
ただ、安い賃金で働くことは、日本にとっても決していいことではありません。
こちらの動画で、ホリエモンこと堀江貴文さんが、低賃金者で働くスーパーのレジ打ちのことを話していますが、聞いていて納得性があると感じます(4分あたり)。
要は、「低賃金でも働きたいと応募者が集まって来る」→「企業側はシステム化するより人を雇った方が安いならばコストがかからない方を優先する」→「結果、日本が世界からデジタル面で遅れる」という流れになっている、ということなのです。
確かに電子マネーについても、すべての日本国民にいきわたっているとは言えませんしね・・・。
雇い主は雇用保険を負担したくない
また、この動画では人を雇う経営者が、どう思っているのかも分かります。
4分50秒あたりからの話で、「経営者側が従業員を週に20時間以上働かせると、雇用保険に入れなければいけなくなるので、それを避けたがっている」という箇所があります。
要は、雇う側は「なるべく人件費をかけたくない」と思っていることが分かり、そんな扱いをする経営者の下で働きたいなんて気は到底起こりません。
働きに来てくれたことを感謝するどころか、都合よく使うことしか考えていないのですから、そんな場所で50歳を過ぎで働くなんて御免です。
もっとも「日本一周の旅をしたいから、短期間でまとまったお金を稼ぎたい」というふうに思うような場合は、逆に積極的にアルバイトをして稼げばいいと思いますが、安定的に就業などと考えて働かない方がベターです。
ベーシックインカムを導入して欲しい
日本ではベーシックインカムは導入されないのでしょうかね?
一刻も早く導入して欲しいというのが希望です。
ベーシックインカムとは?
⇒最低限所得保障の一種で、政府が全国民に対して 、決められた額を定期的に預金口座に支給するという政策
ウィキペディアより
ちなみにベーシックインカムが導入されても、人々が働かないことはないと思います。
こちらのひろゆき氏と大阪府知事の吉村氏との対談でも話されています。
こんにちは
ひまやりさんが仰るように、やっぱり早期退職者は自分の意に反して辞めさせられた人、つまり評価が悪くてリストラされた人でしかないのでしょう。私も早期退職後、再就職活動をしていた頃にそう思いましたね。
シニアの活用がこれからの労働市場にとっての命題みたいなことが言われたりしますが、実際はそんなことはなくて、やっぱり使いにくいおじさん、おばさん呼ばわりされるのがおちでしょう。
そんな空気を感じ取ったので、私も雇われて働くのはもうやめましたね。
こんばんは
先のコメントの訂正です。
「やっぱり早期退職者は自分の意に反して辞めさせられた人、つまり評価が悪くてリストラされた人でしかないのでしょう。」は
「やっぱり早期退職者は自分の意に反して辞めさせられた人、つまり評価が悪くてリストラされた人と誤解されているのでしょう。」に
訂正します。
コメントありがとうございます。
自分が30代の頃とかを思い出すと、ある日突然40代や50代で部長待遇くらいで転職してきた人間が入ってきた時、「何だこのオッサンは?」と思っていたのを思い出します。
いきなり偉いさんで入社してきても、社内のことが分かってないので急にトンチンカンなことを言い出したりして、総スカンを食っていた人も多かったです(そんな方はすぐに辞めていましたが・・・)。
役職者の転職でも、今思い出せば所詮そんなものですからね。なのでヒラの我々が再就職したって浮いた存在になるのは当然で、そう考えるとさらに雇われて働く気持が失せます・・・。
こんばんは
永年拝読しているブログに、FIREを謳歌しておられた56歳の知人が年末に突然亡くなられてショックを受けたとありました。
「人間、生まれて来たからには必ずいつか死が訪れるわけですが、普通はそれがいつか分からない。身近な人の死に触れるたびに、だから有限の時間を悔いのない様に生きようと改めて思います」と。
まさに同感。
ようやく会社勤めから解放され自由を謳歌できる今、一日一日を大切に生きようと思いました。
コメントありがとうございます。
この歳になると、周りで亡くなったり体調を崩す方は多くなりますね。
なので元気なうちに自由を楽しまないと損だと思うようになりました。
社畜時代にはそんなことを考える余裕もなかったので、辞めてよかったとつくづく思います。
こんばんは
早期退職する前にYouTubeの動画で「FIREしたら暇になりすぎて鬱になる。FIREは絶対にやめた方がいい」と訴えるのを観ました。私はFIREと早期退職はほぼ同じ意味で、違うとすればリタイアする年齢ぐらいかなと思い、早期退職した後のメンタル面に一抹の不安がありました。
早期退職してから1年半程になりますが、私自身メンタル面で全くそんなことはなく、むしろ24時間365日時間を自由に使えること、会社勤めのストレスがなくなったことで、早期退職できて本当に良かったと思っています。
会社勤めはストレスが一杯で10年に1度くらいメンタル面で危なかったことがありました。
ひまやりさんをはじめ、早期退職後のリタイア生活を満喫している方がたくさんおられることもブログを拝読して知りました。
あの動画は一体何だったんでしょうか?
当然、人それぞれだと思いますが、早期退職後も社会への関心、興味もありますし、今のところ鬱になるようなことも想像できません。
イソップ寓話の一つに「酸っぱい葡萄」(すっぱいぶどう)というのがあります。狐が葡萄を取ろうとしたのに取れず、狙っていた葡萄を酸っぱくて美味しくないモノに決まっていると自己正当化した物語ですが、そういうことなのでしょうか。
取り留めのない話ですみません。
コメントありがとうございます。
FIREすると時間を持て余して鬱になる、というテーマのユーチューブ動画はたくさんありますね。
リタイア王子さんが見たのと同じかどうか分かりませんが、私もこのテーマの動画、見たことがあります。
個人的に思うのは、これといった趣味のない方は鬱になりやすいのでは?ということです。
退職前の会社を思い出しても無趣味と感じる方が何人かいて、そんな方はプライベートで楽しみがないので定時になってもなかなか帰宅しないなと思って見ていました。
また、一緒に出張等に行って電車の席が隣になって話をしていても、ホントに内容が薄っぺらくてつまらないなと思った記憶があります。
ちなみに暇が原因で鬱になりそうならば、面接で落ちる覚悟でもコンビニなどに応募し、働けばいいのでは?なんて思いますけどね(笑)。
こんばんは
取り留めのない話の返信、ありがとうございます。
FIREして鬱になるタイプの人は、定年退職がきっかけの退職鬱にもなるということだと思います。そうタイプの人は退職後も社会との繋がりを作るため、社外に趣味の場を作るとか人生の目標を定めてみる必要があるということでしょうね。
コメントありがとうございます。
退職して鬱になるということは、そういった方々はそれなりに会社で居心地が悪くなかったのかもしれませんね・・・。
その分、周りの社員は嫌な思いを随分させられていたように思いますが(笑)。
私の場合、多分退職せず今ももし会社に残っていたら、多分そっちの方が鬱になっていたと思います。